魚の栄養と魚料理
むつはお刺身もおいしいですが、煮ものやなべもので抜群の人気の「むつ」。魚料理に欠かせない魚ですね。
南日本の太平洋沿岸に住む深海魚なのです。
かまぼこの材料にも使われますが、かなりの高級品。一般的に気軽に口に入らないかもしれません。
全長は約60センチで、1切れが80g程度と考えると、お料理のさいの目安になるでしょう。タンパク質が豊富です。
むつは、煮魚が抜群においしいです。おいしく煮るコツは、煮たてた煮汁に、むつを入れることです。魚のにおいが気になる方は、煮汁にしょうがの薄切りを入れるとくさみが薄らぎます。また、ごぼうや食べやすく切った青菜などをいっしょに煮ると、付け合わせも一度にできてしまいます。ぜひ、お試しください。
魚料理は、ヘルシーで栄養的にすぐれていることからもっと食卓に登場させたいのですが、下ごしらえに抵抗があるかた、魚のにおいがまないたや手についてしまうことにしりごみしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
まな板ににおいをつけないためには、必ず表面を水にぬらしてから用いるようにするとよいでしょう。乾いた木のまな板に直接魚を置くと、脂がしみ込みます。においがなかなかとれなくなってしまうので要注意です。
また、洗う際には、水で洗うようにします。お湯だと、タンパク質が凝固し、においがとれなくなります。
手についても同様です。水で洗うようにします。お湯で洗うとタンパク質が凝固してしみ込んでしまいます。気になる方は、酢で洗うと匂いが薄らぎます。